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ガリレオス(歯科用CT)最新バージョンアップ

2009年11月19日

先日、ガリレオスに最新バージョンバージョンアップを行った。
これにより、3Dボリュームレンダリングがカラーとなり、骨と歯牙が区別できる色調が付いた。
(画像は旧バージョン)
それと今回もっともトピックとなる「GALILEOS Meats CEREC」 機能が盛込まれた。
残念ならがセレック側の最新バージョンの日本国内でのバージョンアップが11月下旬とのことで、このバージョンアップ完了によりCTとCAD/CAMが融合可能となる。
ところでガリレオスの使い勝手を報告しよう。
まず、マンーマシシン インターフェイスはMacユーザーなら直感的に使用できると思われる。
アイコンにより各ウインドが開き、それを直感的に操作ができるようなデザインである。
これは、シロクスから最新鋭のCT発売されている物と比較すると絶対的にガリレオスが有利である。確かにヨシダ ファインキューブ、シロクス等のCTと画質の比較をするとこちらの方が断然画質は勝ります。
では、このCTで何をするのか?
私はインプラントをメインとする使用と考え、診断、インプラント埋入シュミレーション、ステントの発注、術後の管理等が一台でできるガリレオスを選択。
他のCTでは、DICOMデーターでの出力によりサードパーティー性ソフトによるインプラントシュミレーションを行わなくてはならず、これも一苦労。

さて、ガリレオスの欠点であるが、、、。

まず、
1、シンプラントのビューワーと横断面表示の唇側と口腔内側が左右逆であり、これに慣れない私はいつも頭の中で見た画像を反転させて考えているので少し理解に時間がかかります。

2、インプラントシュミレーション後の外科のボタンをクリックしインプラントデーター項目のフォントが小さく読みづらい。

3、インプラント埋入シュミレーションでインプラント軸を傾斜させるとインプラントではなくバックグランドの顎骨の画像が傾斜してインプラントはいつも画面に対して垂直となります。これは外科を行う術者としては、わかりづらい。

4、画像診断する際にいらないアーティファクトをカットする機能がなく、下顎だけを見たいのに上顎の歯牙のアーティファクトにより下顎の欠損部が見えづらい。


上記は既にシロナスタッフに強く改善を要望しており、近い将来バージョンアップで改善を期待しております。

しかし、このCT撮影により、顎内良性腫瘍、埋伏歯の正確な位置の審査、インプラントのシュミレーションにと多くの恩恵を29μSvという低被爆線量で得られる事は、ガリレオス選択が正解であったと考えています。


これからのインプラント治療には、安全が一番。
CT診断なしにインプラント手術をするのは、航海図を待たず大海にでる小舟のようなの。
是非、インプラント治療を希望される患者様は、低被爆で撮影が出来る(医科用CTは50〜数百倍被爆線量が多い)ガリレオスでの診断をお考えになられては如何ですか。

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群馬県伊勢崎市中央町10−19
植田歯科 植田晋矢
電話0270−23−3435
インプラントCT画像解析センター係
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