インプラント

インプラント(人工歯根)治療について

歯が欠損した場合、従来の方法では隣の歯を削ってブリッジを製作したり、または部分義歯や総義歯(無歯顎の義歯・総入れ歯)を製作する治療が主な治療方法でありました。
しかし、欠損に隣接する歯が、全く虫歯のないバージンティースであった場合、歯科医師として天然歯を削ってブリッジを行うのは、もったいないと常々思っておりました。
歯牙欠損部に隣接する歯を一切削らずに治療が出来る方法のひとつにインプラント治療があります。

では、インプラント治療についてわかりやすくご説明いたします。

インプラントの歴史

現在のOsseointeguration(チタニュウムによる骨結合)を基盤としたインプラント治療は、1952年Branemaruk教授により発見されました。
しかし、古書を紐解きますと、1981年トルコで発見された紀元前550年頃の石製(方解石:calcite)のインプラント。
Harverd大学Peabody考古学:人類学博物館所有、古代マヤ文明紀元前600年事の真珠貝製の3本のインプラントが最古とされております。

近代的なインプラント治療

オッセオインテグレーション-----偶然の発見
スエーデンの解剖学者であったブローネマルク教授が、動物実験で動物の骨にチタン製スリーブを植え込み、微細血管の観察を行っておりました。
実験が終わりそのチタン製スリーブを骨から撤去しようとしましたが骨にチタン製スリーブが強固に結合しており除去することができませんでした。
この事がきっかけとなり、近代的なインプラントの研究が始まりました。
骨との結合
動物に植えられたチタンスリーブの表面を顕微鏡で観察すると、骨とチタンの表面には何の軟組織を介さず直接的に結合していることが観察され、炎症性変化や臨床的病的所見等も観察されませんでした。
その後、度重なる動物実験をへたうえで、スエーデンにて1960年代に人への臨床試験が開始されました。
その第一症例目のインプラントは今でもその患者さんの口腔内できちんと機能しております。

インプラント手術

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モニター(血圧。動脈内酸素飽和度。呼気中二酸化炭素濃度測定。心電図。等をモニターします。)下に手術を行います。

1本のインプラントでも、術者およびアシスタント、患者さまは清潔な布で覆われ清潔な状態で手術が行われます。

多数のインプラント埋入手術や高血圧、歯科治療恐怖症、極度の緊張や嘔吐反射等がある場合には、静脈内鎮静法という麻酔方法を併用いたします。
これは、主にベンゾジアセピン系鎮静剤を静脈注射を行い処置を行う方法であり、歯科治療およびインプラント治療の快適性および高い安全性を両立できるすばらしい方法であります。

モニター(日本コーリン社製 BP-508)

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