欠損隣接歯を絶対削らない。ここまでこだわります。
2006年11月 6日
以前に歯をぶつけた事がある患者さまです。歯は変色しておりました。
当初は、歯の神経の治療を行い、プロセラクラウン(オールセラミックスクラウン:金属を一切使わないクラウン。審審美性に優れ、金属アレルギーでも安心して使用できる材料)を予定しておりました。
しかし、レントゲンおよび顕微鏡で歯根縦破折を確認。
このまま抜歯すると、唇側の骨が吸収してしまうために、特殊な抜歯方法を行いました。
それは、矯正的に歯牙を引き抜く(エクストルージョン)ことにより、歯根の歯根膜により引き抜かれた部分に骨を添加してくる抜歯方法です。
数ヶ月で歯を引き抜きました。
あまりにも、唇側の骨が少なかったために、途中で歯根が飛び出てきました。でも大丈夫です。
抜歯窩に抜歯されてできた穴を早く治癒させるテルプラグを挿入。
欠損側部に隣接する歯に接着する仮歯を接着。(歯を削らない。)
しばらくこれで骨ができるのをまち、ブローネマルクインプラントを埋入する。
しかし、唇側の骨は完全に回復されておらず口蓋側へ意図的に傾斜埋入を行う。
その後、2次手術ヒーリングアバッメント連結。(帰る時には仮歯を入れますから、審美的問題なし。)
GCのジルコニアアバッメントを日本の歯科技工士の第一人者デンッテック辻氏に製作を依頼。
ジルコニアのアバッメントも歯頚部でデンティン色となる特注製。
その上のセラミックスクラウンはプロセラ(プロセラコーピングは、デンテックのコンピュータースキャニングを行い、電話回線でスゥーデン イエテボリへ転送。 CAD CAMで製作。飛行機で日本へ。)。
インプラント手術担当植田晋矢
矯正担当 植田晋矢
補綴担当 植田晋矢
歯科技工担当デンテック 辻氏
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