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Doctor's BLOG

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高品位な歯科技工所 (審美歯科)

2006年6月20日

審美歯科という言葉を聞いた事ありますか。
口腔内にセットする補綴物は審美的であるべきですが、保険治療で使用できる材料では、機能の回復は行えますが(場合によっては、残念ながら保険治療では行えない事もあります。)、審美的な要求になかなか答えられる事ができなかったのが現状であります。
ここ5年程前から、プロセラというセラミックスシステムをデンテックインターナショナル(大阪)という歯科技工所に製作を依頼しております。
この担当のマイスターである歯科技工士 辻 氏の製作する、ポーセレンアートは、歯科を芸術まで昇華するすばらしい技工物であります。
何がすごいかと言いますと、歯の色の再現力と歯の形態のリアリティー。それもさることながら、適合精度。
全てが、高い次元で結合しております。

さらにこのデンテックインターナショナルのすごいところは、模型製品管理、技工物のデリバりーの正確さ、模型の梱包のしかた、電話の応対、E-mailの到着の有無の確認。
この全てにおいて、これ以上の歯科技工所は、私の記憶ではありません。
このファインセラミッックで作る、審美歯科補綴。
前歯と言わず奥歯にいかがでしょうか。
奥の歯でも、きれいな白い歯にする事も可能ですよ。

Category : 歯科

インプラント治療 (人工歯根治療)

2006年6月18日

私とインプラント治療との出会いは、UCLAのPK-Moy先生との出会いから始まる。
たしか1986年頃であると記憶しております。
その当時、インプラント治療は歯内骨内インプラントや骨膜下インプラントが全盛期であり、歯科大学の口腔外科に勤務していた私にとって、多くの失敗したインプラントの撤去症例を毎週のように目にしていていた。
当然、日本の口腔外科の第一人者であるS教授もインプラント治療には懐疑的であり、私が大学院進学を前に、教授室に呼ばれた際も、「君は何を大学院で行いたいのか。」との問いに、「インプラント、、、、。」と言い終わるのが早いか、教授がそれを制するのが早いのか。ほぼ同時に教授が掌で机を強く叩く音が教授室に響いた。

その後、とある講習会に参加して、UCLAのDr.Moy教授にお会いする事となった。
Moy教授はとてもひとがらもよく、最先端の手術方法も紹介して頂き今でも最も尊敬に値するDrである。

私の使用している主なインプラントシステムは、ブローネマルクインプラント、アストラテックインプラントである。
この2社のインプラントは共にスェーデン製のもので、骨に直接結合すると言われている。(専門用語でオッセオインテグレーションと言います。)
私がここ群馬県伊勢崎市で開業してはや12年目となりますが、開業当時インプラントを埋入した患者さんのインプラントも何の変わりもなく正常に口腔内で機能しております。

数年前から、私が行っているメソッドにAll-On-4(オールオンフォー)という方法があります。
これは、無歯顎の患者さまに4本のインプラントを埋入し、インプラントの顎骨内の良好な初期固定が得られた場合、手術した同日に仮の歯を入れてしまうという画期的な方法です。
All-On-4システムが開発されるまでは、All-On-5(5本のインプラントで無歯顎を治療する)で多くの患者さまを治療させて頂きましたが、All-On-4にする事により、手術時間の短縮、補綴時間の短縮。治療費用の削減と
患者さまの負担を軽減できなおかつ、今まで以上な治療成績を得られる画期的なシステムであり、今後の下顎無歯顎への治療方法はAll-On-4が主流となってくると思われる。
詳細は、植田歯科のホームページに掲載しております。
植田歯科ホームページ  http://www.cdu.jp/

Category : 歯科

よい教育、よい学校とは?

2006年6月13日

ゆとり教育政策により学校は週休二日制に移行して、どのくらいたつのであろう。
息子の教科書を見て、驚いた。
足し算、引き算、ほんの数ページである。
これに引き換え、公文では、もうこれでもかと言うくらいの反復練習である。
学校では、授業日数が減り、毎日2時間のテレビを1年見れば、学校での総授業数より上回るとの新聞記事を見た記憶がよみがえる。
学校での、学習に不安を抱いた保護者は、進学塾に子供を通わせ、塾に行かない子供との格差はさらに広がる。
学習格差が広がると、授業はつまらないものになる。
なぜなら、できる子供は、授業が簡単すぎてつまらなく。できない子供は、授業が難し過ぎてつまらない。
こどもは集中力を欠き、授業は騒がしいものとなり、普通の子供も嫌気がさす。

大学時代の親友と話す機会があった。
彼は、大学時代からの同じラクビー部で勉強も大変できた。
文武両道である。
その彼が、言う。
小学校の3年生までは、伸び伸び遊ばせ。家庭でのしつけ。父親と母親が協力して子供へ十分愛を注ぐべきであると。
その通りであす。
その後、彼の息子は小学校高学年より進学塾に通い、現在中高一貫の中学へ進学したとのことだ。
私は、ラクビー部の仲間が大好きだ。
いまでも、親しくさせていただいている。
このようなバランスがとれた、考えを持っている友人を持ち誇りに思う。

ある日、公文の先生と話す機会があり現在の公立小学校の話をお聞きした。
(現在私の住む、群馬県伊勢崎市での話なのでその点を十分ご理解の上、お読み下さい。)
同じ公立小学校といっても、やはり地域格差があるとのこと。
その地域を反映するために、その地域住民の教育への関心には、差があるとのお話でありました。
それは、どこの地域でもあることですので、別段気にも止めませんでしたが、次の話を聞いてハッとしました。
現在の公立小学校のプログラムは小学校3年生までは、授業もテストも簡単。
ですが小学4年生から急に授業について来れない子供が増えるとのことです。

なぜか、それは、小学校4年生からは低学年の基礎教育に基ずく応用問題の学習の始まりと、あまりに簡単なテストのため、本当にできないポイントを発見できず、できない子供の早期発見が遅れるということに原因があるらしい。

それを知った親たちは、焦って学習塾の門を叩く。という構図なのだそうだ。
小学校4年生から、自分の子供ができないのでは?と思い公文に相談にくる親が異口同音に口にする言葉は、「うちの子供が成績がよく、できるとばっかり思っていた。」だそうだ。

ある公立小学校教師が「きちんとした高校にいれるのなら、中学受験を考えた方がいい。」と保護やに言ったそうだ。
本当なのか?

この話を踏まえて、ぐんま国際アカデミーでの学習を再考してみることにしよう。
正直、小学生から朝8時半から午後3時半までの(土曜を除く)6時限授業はつらい。
それに、国語をのぞく全ての授業が、英語。
宿題も、結構出ます。(私の息子にとって。きっとできの良い子供ではすぐに終わるかもしれませんが。)
それに帰宅後の公文。
信じられない。まだ小学2年生である。
その宿題を家族総出で、学習させる。
子供の宿題ではない、親への宿題である。
あるデイリーランゲージレビューでこういう宿題がでた。
him and i are best friends.
これを正しく書きなさい。(問いも全て英語)
息子は、
Him and I are best friends.
これで、良いというのだ。
「これでは、だめだよ、Himは目的格だよ。」と教えると。
今度は、文法用語がわからない。

He and I are best friends.  だよと言うと。
「なんで?』と質問される。
だ.か.ら.。!
「主格が〜。」
「わ〜か〜ら〜な〜い〜。」
これをどう教えるか。それが、現在の最大の課題である。

電子媒体コミニュケーション

2006年6月11日

ほんの数年前までのコミュニュケーション媒体は、手紙や電話が一般的でありました。
近年、爆発的に電子媒体を利用したコミュニュケーションが発達し、その利便性が高い故に、裏面に隠される研ぎ澄まされたナイフの如く鋭利な破壊力を、皆様忘れていませんか。

ここでは、電子メールでのやり取りについて、ご紹介いたします。
メーリングと言うものをご存知ですか。
一度の配信で、複数の方がそのメールを読める方式のメールのことであります。
これは、本当に便利で、私も歯科麻酔関係者や医療関係者との連絡の際には、よく使用いたします。
この場合、母集団である組織の関心事が、麻酔や歯科治療、緊急医療というものであり、それに参加する先生方も、それなりの良識や知識を持っている医師や歯科医師でありますので、さほど大きなトラブルと言うものはありません。
しかし、そんな集団であっても、文字での表現では誤解を生じる事は、まれにあります。

ですが、やはり有識者である諸先生方でありますので、大きなトラブルになる事はありませんでした。

近年、このメーリングが職場や学校職員、保護者の間で始まってきました。
これが、ある危険性を含んでいると最近分かってきました。

例えば、学校での教育一つとっても、ある家庭では「子供への宿題が最近多くない?。」こちらの家庭では、「宿題が少なくない?。」
電話での話では、ただの愚痴で終わる話が、電子メールでの集団への配信となりますと、文字が憶測をよび、その憶測に、また尾ひれが付く。
まわり廻って、聞くところ、全く真実とは違う話になっていることは、よく聞く話です。
このくらいなら、まだ良いのですが、メールリングを使用しての誤解はさらに溝を深めるものであるようです。

メーリングであると、自分の意見が大きく誇張され相手に解釈され、自分でメーリングに配信したメールを皆が読んでいると思うと、さらに興奮する。
そのメール受け取った人も、電話でのやりとりや直接のそれの数十倍傷つく。
こんな経験ありますか。?

言葉で言えば、それで気が済むのに、電子媒体であるメーリングを使用すると、皆が不愉快になるし、攻撃された人も、立ち直れない程傷つく。

これが、子供の間で生じれば、仮想現実と現実の区別がつかなくなり、どこかで起きた学校での児童同士の殺人事件にもつながりかねません。

このメーリングを安全に使用できるまで、どうやら社会や我々が、まだ十分成熟していないと感じております。

この自覚こそが、今一番メーリングを使用する個々が認識すべき事でないかと、苦い経験をもとに投稿する次第です。
反省。!

Category : その他

ぐんま国際アカデミー(GKA)でのBLS教育

2006年6月 8日

来る7月25日(火曜日)にぐんま国際アカデミーで、BLS in Schoolが開催される事になりました。
埼玉医科大学総合医療センター  救急科 (ER) 科長 助教授 輿水 健治先生を招き、心臓震盪について講演を予定しております。
午前中には児童、および保護者に対しての講演。午後は教職員に対して、県内の消防および医療機関からインストラクターを招きBLSをロールプレイ方式でデモンストレーションを予定しております。
是非、ぐんま国際アカデミー関係者のご出席をお待ちしております。
詳細は、今後のGKAニュースレターでアナウンスされると思います。

静脈内鎮静法

2006年6月 7日

歯科の治療と聞くと、痛い、苦痛と思われるかもしれませんが、静脈内鎮静法という方法があるのご存知ですか。
嘔吐反射や極度の歯科治療恐怖症の患者さんでも、この方法で行えばまず歯科治療が可能となります。
どのような方法かと言いますと。
点滴をとりまして、点滴の回路の途中から少しボーッとする薬(主にベンゾジアゼピン系薬剤)を少し注入することにより、健忘作用と鎮静作用により安らかな気持ちで歯科治療ができるのです。
これはとてもいい方法です。
NMDA受容体拮抗剤と併用することにより、鎮痛効果がますとの報告もあります。
植田歯科では、インプラントの手術時に静脈内鎮静法を併用しております。

もちろん、きちんとバイタル(血圧、動脈内酸素飽和度)等をモニターしながら行ってますから、安全です。

最近、この方法をどこかの講習会で聞きかじって、行う歯科医院もあるとのことですが、やはり全身麻酔の研修や緊急時の対処を大学やそれと同等の医療機関で一定年月研修された先生を選ぶ事がポイントですね。


自分の医院でも、どうしても静脈内鎮静法を行いたいと思われている先生。
木曜日なら、私が出張麻酔を承りますので、ご相談ください。
詳しくは、メールください。
e-mail ueda@cdu.jp

Category : 歯科

法的責任

2006年6月 6日

日曜日に町内会の資源回収のため、重い新聞紙、雑誌の回収を行ったせいか、ギックリ腰が再発しました。
ようやく、椅子にすわれるようになりました。
さて、レールダルメディカル社 K氏から、下記メールを頂きました。

我が国の法律では下記のように救命行為は保護されています。

※刑法第37条(緊急避難時)
 救命手当は、「社会的相当行為」として違法性を問われず、故意もしくは、
 重過失でなければ法的責任はない。

※民法第698条(緊急事務管理)
 悪意または重過失がない限り、善意で実施した救命手当の結果に救命手当
 の実施者が被災者などから責任を問われることはない。

救命行為は、枝葉の手技の正当性ではなく、総合的な一連の救命という行為の中で、倒れている人を善意を持って救命するという意思に基づく行為であるために、法的責任は問われないと理解できます。

Category : AED

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